© 2000 Masayasu AOTANI
世紀末の京大
その五:ネットウォーズ
超多忙を理由に避け続けていた日本語のウェブサイトをやっと立ち上げました。URLはhttp://aoitani.net/aotani-Kyoto.htmlです。UC Berkeleyに在る英語サイトは研究が中心なので、こちらは国際化活動や学生さんの記事等のshowcaseとしました。如何にも「大学の教官のページで御座います」という感じのクソ真面目な物では、世に注目される事も無いであろうと考え、showmanshipを存分に発揮して、非常にワイルドに仕上げました。一番充実しているのは「著作集」や「講演集」のページですが、他にも「尋ね人」(自分にあだ名をつけてくれた人を捜すという企画)、「あだ名百選」、「街で見かけた女の子」、「世界のアオタニさーん!」(色々なアオタニさんの紹介)等、若者の好奇心をそそる様な物を満載しました。今回はそのサイトを巡る話題です。
カウンター
「Visitorsが全員見る事の出来るメインカウンターの他にも、非表示のカウンターが22個要所に配置されています。最初の予想通り一番訪問者の多いのが「プロフィール」で、「尋ね人」「街で見かけた女の子」とセンセーショナルなタイトルのページが続きますが、嬉しい事に第4位は「著作集」で、日本の国際化や日本人の英語といった内容の物も、よく読まれている様です。Visitorsから届くemailも著作に関する物が一番多く、ミーハーだけのサイトになっていないのは有り難い事です。
掲示板
偶然と口コミに頼っていては多くの人に見て貰うのは難しいので、積極的な宣伝を試みました。サーチエンジンへの登録も勿論行いましたが、何週間後かにしか登録が反映されなかったり、Yahoo!Japanの様に気まぐれとしか思えない選択方法で掲載サイトを選んでいたりで、信頼性と即効性に欠けるので、まず掲示板を選びました。ホームページ宣伝用の物が在り、しかつめらしく国際交流のサイトとして宣伝していたところ、高校生のお嬢さんに「せんせ、そんなんでは誰も見てくれへんよ」と御叱りを受けました。彼女の書いた宣伝文句は「私の先生のずんごいぺーじ。京大の先生がここまでやる?どてらが大変だーっ!」という何とも不可解な物、今更ながら若者の言語文化の不可思議さに圧倒されてしまいました。
様々な掲示板を覗いているうちに、お気に入りを幾つか見つけました。ベイエリアに関係の有る物では、Yahoo!JapanのMessage Boards (http://messages.yahoo.co.jp/yahoo/index.html)の地域情報、海外、北アメリカ、アメリカ合衆国、全般の中の「サンフランシスコ、SF周辺に住んでいる人、旅人***」というthreadに出没しています。他愛も無い無駄話が多いですが、宜しければ参加して下さい。
ネットウォーズ
さて、本題です。自分は公私を問わず事実をその通り有りの侭に述べる主義であり、「事実をその通り述べるのがいけなかったら、学問の世界は闇だ」と考えております。ですから他人の批判等も当然実名(自分の名前も相手の名前も)でしますが、これがnet culture、特に掲示板やチャット、には無いのですね。例えばYahoo!Japanの掲示板使用の為には登録が必要で、例によって全て事実をそのまま書いたのですが、これが非常に稀である事が後に判明しました。殆どの人がニックネームを使用しており、email address等も公開していない人が多数、年齢・職業等となると公開者はもっと少なくなります。そんな中で平然且つ公然とデータを衆目に晒しているのが挑戦的に見えるのでしょうか、ほんの二ヶ月の間に随分沢山のhate mailやhate messagesを頂きました。その幾つかを御披露しましょう。
前出のYahoo!Japan等の掲示板では、自分の「尋ね人」について東京の女の子と思しき人が、「なんか危ない人みたい・・・・先生(?) でも危ない人は危ないよね 探されてる本人もきっと見つけて欲しくないと思ってるんじゃないの? なんかそんな気がする。」続いて「なにか特別な教育でも受けたんですか? なんか「この人はOKですよ大丈夫だよ」という宗教の宣伝みたいな文章ばっかりなんですよね」と発言。又自称東京の男性で何時の間にかYahoo!Japanのデータベースから姿を消した人は、「一生懸命だな そんなに若いのに興味もたせたいのかね?」そして「意図が不明なところは「ライフスペース」と同じだ。 騙されないようにしよう。」中には本気で気味悪がる人もいて、「怖いんですけど…」と題したメッセージの中で「青い谷って誰?尋ね人?HPみたけど怪しくて怖い〜!でも頭イイの?ここには何しに来たの〜!?」と本当に怖がっている様子。
Emailにはもっとひどいのもあり、「お前のばかなページを見て女の性器を連想したぜ」というまったく不可解、しかし非常に不愉快な物から、「この様な教官を国立大学が雇っているのは怪しからん。税金の無駄遣いである」という政治的(?)な物まで、いやはや賑やかな事。これらのメッセージに共通しているのは、hotmail等のfree email accountsからの物である事で、試しに返信してみるともうそのaccountは無かったという事すら有りました。毎朝メールを開けるのが大変楽しみである事は、言うまでもありません。
因みに、自分のホームページにはゲストブックがついているのですが、流石にここを荒らす奴は居ないと思っていたところ、昨日(2月27日)「Name:アホ谷 City:頭狂」というのが有りました。これだからインターネットは止められません。(笑)
コンピューターのソフトウェアがどんどん発達している昨今、肝腎のそれを使う人間の側のオペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアの方はどうなっているのでしょうかねえ。
御願い:読者の皆さん、感想等が有りましたら、
emailで以下に御送りください。毎月一名以上の方にTシャツ等を差し上げます。aotani@cal.berkeley.edu 又は aotani@aoitani.net