正しい英語学習書の選び方:なぜこの本か
この本か他の学習書か迷っているあなた、以下の指針を参考にしてください。
1.
英語教育の実践者かつ研究者が書いたか?
筆者は京都大学で英語を教えながら、テンプル大学大阪校で英語教育の博士課程に在籍中(数学に続き2つ目の博士号)。実践を通して効果と効率の高い学習法を追求している。
2.
筆者の英語力は卓抜しているか?
TOEFL 300点・TOEIC 990点(ともに満点)。アメリカ生活20年の間に、英語で学び、教え、働き、生きた英語に触れ続けた。GRE Verbal 89%。英語検定は渡米前より1級であった。
3.
筆者はかつて英語ができなかったか?
受験勉強はやったが英語が嫌いだった。大学で英語の重要性を知り、2年間でTOEFL 620点と英語検定1級をとって留学した。「英語を学ぶ」とはどういうことか、熟知している。
4.
読者をなっとくさせる説明・工夫があるか?
英語力と英語勉強力のフレームワークを最初に説明し、一貫して最新の研究に基づいた枠組みを用いている。各訓練がフレームワークのどこに位置するかを示し、各自が自分の勉強法を編みだせるよう、工夫されている。
5.
具体例が豊富か?
英語教育法や学習法そのものを研究する本ではない。この世に実在するのは具体例だけであり、抽象的な理論は具体例にフレームワークを与えるツールにすぎないとの考えから、常に具体例に多くのページを割いている。
6.
サイバーか?
21世紀に通用する英語力を語る以上、練習法もそれにふさわしくなければならない。ネットを使う学習法も多数紹介され、本書で紹介しているサイトへのリンク集を中心としたコンパニオンサイトもある。
7.
英語学習の困難さに正直か?
聞くだけでよいとか、数週間でできるとか、赤ちゃんと同じやり方で大人が学ぶとか、そういうウソはもってのほか。効率を追求しながらも英語の難しさを認め、真っ向からそれにとりくむ姿勢をつらぬいている。
8.
教科書・参考書と比べてプラスアルファがあるか?
英語力や英語勉強力そのものを論じ、さらにアメリカ生活20年で得たものやこれまでの英語の学習・教育で得たものを読者とシェアしている。プラスアルファがなければ、余分な出費の意味がない。
9.
本当にハウツー本か?
本書では、すぐに使える実例の提示と、それを自分流にアレンジし、個性にあった勉強法を作り上げるための全体構成を大切にしている。マンツーマン指導に近い効果をあげる配慮がなければ、真のハウツー本とは言えない。